女性医師の活躍と
ダイバーシティ推進
男女共同参画、ライフワークバランスなど女性の働き方に注目が集まるようになって久しいですが、当科にも多くの女性医師が所属し大学または関連病院で働いています。また、医学部入学者に占める女性の増加に伴い、泌尿器科を志望する女性医師も年々増加しています。しかし、せっかく医師になったものの、出産・育児をきっかけに仕事を離れなければならないということは、女性医師本人のキャリア形成の観点からも課題です。名古屋大学泌尿器科では女性であることを理由に優秀な医師がキャリアを諦めることがないよう、ライフステージの変化に柔軟に対応できる環境と制度を整備しています。特に出産・育児中においても、意思・希望を伝えていただき、制約のある中でも責任を果たせる仕事を行い無理のないキャリアを継続して積むことが出来るようにしています。もちろん、フルタイムで制限なく働ける方は性別による差はなくキャリアを積んでいただきますし、一時期仕事量を減らしていた方でもその後の希望によってしっかりと第一線で活躍できるように調整します。
また働く人の考え方も少しずつ変わり、ジェンダーバイアスなく働き方を工夫する風土ができつつあります。出産、育児等により休職・離職を選択した医師や、介護などのやむを得ない事情でブランクが生じた医師であっても専門医資格を取得し仕事を続けられるよう、ライフイベントと医師のキャリア形成の両立を図り、皆が少しずつ助け合うことで当たり前に活躍できる、性差のない「お互い様」の環境を目指しています。
日本泌尿器科学会ではDiversity, Equity, and Inclusion (DE&I)に向けた取り組みを進めており、名古屋大学泌尿器科もダイバーシティ推進に積極的に取り組んでいます。
入局に関するお問い合わせ先
東海地方出身を問わず、幅広く一緒に働く人材を募集しています。専門研修プログラムに応募を考えている研修医の先生はもちろん、泌尿器科に興味のある学生さんも、連絡お待ちしています。名古屋大学泌尿器科のみならず、関連病院への病院見学に関しても随時、相談に乗らせていただきます。
お問い合わせ先
名古屋大学大学院医学系研究科
泌尿器科学教室(担当:医局長 石田 昇平)